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保全スケジュールの作り方

突発停止を減らす点検周期と年間計画

保全スケジュールの精度が、突発停止と修繕費の増大を左右します。
場当たりの修理から脱却するために、点検周期と年間計画の作り方を整理します。


なぜメンテナンススケジュールが重要なのか

保全がうまくいかない現場の多くは、次の状態になっています。

  • 点検が担当者任せ
  • 記録が紙やExcelで分散
  • 故障してから対応する「事後保全」

この状態では

  • 突発停止が増える
  • 修繕費が読めない
  • 生産計画に影響が出る

という問題が発生します。


保全スケジュールの3つの基本

設備保全のスケジュールは、次の3つで構成されます。

① 日常点検

  • 毎日〜毎週
  • 外観・音・振動・漏れの確認

例:

  • 異音チェック
  • 油量確認
  • 温度確認

② 定期メンテナンス

  • 月次・半年・年次など
  • 消耗部品の交換や調整

例:

  • ベルト交換
  • グリスアップ
  • フィルター交換

③ オーバーホール・更新

  • 数年単位
  • 大規模分解整備や更新

例:

  • ポンプ分解整備
  • モーター交換
  • 制御盤更新

保全スケジュールの作り方(5ステップ)

STEP1:設備リストを作る

まず、管理対象の設備を一覧化します。

最低限必要な情報:

  • 設備名
  • 設置場所
  • 型式
  • 稼働開始日

STEP2:重要度を設定する

すべての設備を同じ頻度で保全するのは非効率です。

例:

重要度内容対応
A停止すると生産が止まる厳格な予防保全
B一部ラインに影響定期保全中心
C影響小必要時対応

STEP3:点検周期を決める

メーカー推奨や過去履歴から周期を設定します。

例:

設備点検交換
ポンプ月1回2年
コンプレッサー週1回3年
搬送モーター月1回5年

STEP4:年間スケジュールを作る

カレンダー形式で配置します。

例:

作業内容
1月ポンプ点検
3月コンプレッサー整備
6月モーター交換

STEP5:実績を記録する

スケジュールは「作るだけ」では意味がありません。

  • 実施日
  • 作業内容
  • 部品交換履歴
  • 故障記録

を必ず残します。


よくある失敗パターン

① スケジュールだけ作って放置

→ 実績記録が無いと意味がない

② 全設備を同じ周期にする

→ 人手不足・コスト増大

③ 故障履歴を活用していない

→ 改善が進まない


保全スケジュールは「台帳管理」が重要

スケジュールを機能させるには、次の3つの台帳が必要です。

  1. 設備台帳
  2. 故障履歴台帳
  3. 修繕予算台帳

関連する解説記事:

この3つがそろうことで、

  • 故障予測
  • 修繕費の最適化
  • 設備更新計画

が可能になります。


MECHPHAISTOSでできること

MECHPHAISTOSでは、

  • 設備台帳の作成
  • 重要度設定
  • 保全スケジュール管理
  • 故障履歴の蓄積
  • 修繕費の可視化

を一つの画面で管理できます。

👉 現場主導で始められる保全DXツールです。


まとめ

保全メンテナンスの基本は次の通りです。

  • スケジュール化する
  • 重要度で優先順位を付ける
  • 実績を記録する

この3つを徹底するだけで、突発故障は大きく減らせます。

まずは、 設備リストと年間スケジュール作成 から始めてみてください。

この記事の著者

MECHPHAISTOS | センサーを使わない保全

Yoshitaka Notoです。保全業務に携わり、AI時代の3Kと呼ばれるメンテナンス保全をもっと楽にしたい。 そういった保全ツール開発してます。